公募展

表彰式

第36回 全国公募千字文大会 表彰式

今年で第36回を迎える全国公募千字文大会展が、9月20日(土)から22日(月)に本校と東洋文化不二研修所を会場に開催されました。特別賞・特選に輝いた受賞作品1,563点が展示され、両会場は多くの来場者で賑わいをみせました。21日(日)には爽やかな秋晴れのなか、表彰式が開催されました。

ご挨拶の言葉を述べられる石橋鯉城理事長

ご挨拶の言葉を述べられる石橋鯉城理事長

石橋智子校長による校長賞授与

石橋智子校長による校長賞授与

表彰式では最初に、主催者を代表して同校理事長石橋鯉城先生よりご挨拶をいただきました。会場の作品をご覧になり、あらためて見ごたえある素晴らしい作品が数多く、年々中身の充実した千字文大会になっていくと大会の発展を称えられました。

続いて校長石橋智子先生は、「本校創立者石橋犀水先生は書道を継承発展させていく大きな基になると、創立と同時に千字文教育を取り入れ、この千字文大会展を催してまいりました。犀水先生の情熱が皆さんへと伝わり、今日では毎年一万点を超える出品が見られるようになりました。今年も素晴らしい作品をご出品下さり、この授賞式を迎えられたこと感謝申し上げます。」と喜びの意を伝えられました。


全国から集まった百名を超える受賞者には、賞状副賞が授与され、晴れやかな表情で受賞の栄に浴されました。

来賓紹介に続き、伊東市副市長の原崇様からは、伊東市が書道教育特区として認定を受け、現在市内全10校で書道科書道の授業が行われている現状にも触れられながら、「この伊東市の市民憲章には『文化を高め教養を豊かにしましょう』とあります。書道で心を正す、姿勢を正すことにも大きく関連していると感じております。今後も書道の発展と普及に努めてまいります。」とご祝辞を頂きました。また、本校理事で桐生の大川美術館館長寺田勝彦先生は、千字文大会出品の経験を通して伝統文化を後世へ伝えていく書道の大切さをお話くださいました。

文部科学大臣賞受賞者の皆さん。

文部科学大臣賞受賞者の皆さん



  最後に、今大会で見事文部科学大臣賞を受

 賞された須藤祥吾さん(中高毛筆の部)、

 根来香翠さん(一般毛筆の部)から受賞者を

 代表して感謝の言葉が述べられると、会場か

 らは拍手が沸きおこり、華やかな雰囲気につ

 つまれて表彰式は閉会の運びとなりました。


 表彰式終了後には同会場にて、席上揮毫が行われました。緊張した面持ちで真剣に筆を運ぶ小中学生は微笑ましく、見学者はその様子を温かく見守りました。受賞者に続いては、本展審査員の小久保嶺石先生、浅野秋月先生も参加、皆固唾を飲むようにして、その見事な筆捌きに見入っておりました。

席上揮毫に臨む受賞者の方々

席上揮毫に臨む受賞者の方々

席上揮毫される小久保嶺石先生

席上揮毫される小久保嶺石先生